ロジックマッシュアップとは
ロジックマッシュアップとは、複数のWebサービスを連携(マッシュアップ)させて、新しい価値を持つサービスを生み出す仕組みのことです。
具体的には、異なるAPI同士を組み合わせて、ひとつの便利なWebアプリを作るようなイメージです。
💡 例で理解する:どんなサービスがロジックマッシュアップ?
たとえば、宿泊検索サイトを考えてみましょう。
あるサイトで、ユーザーが「予算内で泊まれるホテルを探したい」と入力したとします。
このとき、そのサイトは外部の宿泊予約サービスから条件に合ったホテルのリストを取得します。
さらに、別のサービスを使って、各ホテルの空室状況を取得します。
こうして、2つの異なるWebサービスを組み合わせて、予算内かつ空室のあるホテル一覧という、まったく新しい情報をユーザーに提供する――
これがまさにロジックマッシュアップです。
🚫 よくある「勘違い例」
一方で、見た目が似ていてもマッシュアップとは言えない例もあります。
たとえば、飲食店の詳細ページにGoogleマップが埋め込まれているようなケース。
これはあくまで地図を表示しているだけで、飲食店情報と地図の間でデータのやり取りが行われていないので、ロジックマッシュアップとは言えません。
同じように、投資商品のグラフ表示も注意が必要です。
もしそのグラフが1つのサービス内で完結していれば、単なる表示の工夫であり、外部サービスとの連携がないため、マッシュアップとは言えません。
✅ ポイントは「連結による新しい価値」
ロジックマッシュアップかどうかを見分けるカギは、
- 複数のWebサービスからデータを取得しているか
- そのデータを連携・統合して新しい形で提供しているか
という点です。
「このサービス、どこかからデータを取ってきて、別のサービスと組み合わせてるな?」と思えたら、ロジックマッシュアップの可能性が高いです。
💬 今日のひとこと
ロジックマッシュアップって、言葉は難しく聞こえるけど、今のネットサービスの多くがやっていることなんですよね。
「宿+空室」「レストラン+レビュー」「ニュース+SNSの反応」など、私たちはすでに日常的にマッシュアップされたサービスに触れています。
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