第1回:拾い読みで“構造”をつかむ!
「7回読み」とは?
最近、山口真由さん(NY州弁護士・東京大学法学部首席卒)が提唱する勉強法「七回読み」が気になっています。
正直、東大首席という時点で「別世界の天才では…?」とも思うのですが、それでも地道な方法論に裏付けられた勉強術は、一般人にもヒントになることがたくさん。
そこで、現在勉強中の「基本情報技術者試験」にこの七回読みを取り入れてみることにしました。
試してみたのは以下の書籍です。
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七回読みのステップ(全体像)
フェーズ | 回数 | 目的 |
---|---|---|
構造把握フェーズ | 1回目 | 見出しや章タイトルから構成を把握 |
2回目 | 3行ずつ斜め読みで流れをつかむ | |
3回目 | 内容に深入りせず構造理解を深める | |
要点抽出フェーズ | 4回目 | キーワードに注目して平読み |
5回目 | 要点や段落の要旨に注目 | |
理解・定着フェーズ | 6回目 | 論点や細部を理解し、要約意識で読む |
7回目 | 答え合わせ感覚で記憶を定着させる |
🌟今回はその第1回目:「拾い読み」!
●1回目 章のタイトルや見出しを拾い読み
1回目は、章のタイトルや見出しを、頭のなかのノートに写し取るような感覚で読みます。文章を1行1行読むのではなく、情報が集中している漢字を拾っていくように流し読むイメージ。また、見出し同士の関係をつかみながら全体の構造を感じ取っていきます。 山口真由の勉強法「7回読み」の方法とコツを聞いてみた | 薬剤師の転職・求人・募集なら【マイナビ薬剤師】山口真由の勉強法「7回読み」の方法とコツを聞いてみた。薬剤師の転職や職場で成功するノウハウを今注目のスペシャリストが語ります。薬剤師の転職、求人はマイナビ薬剤師。
目的:本の構造をつかむ
初回の目的は「全体の地図」を手に入れること。
読書というより、探索に近い感覚です。
具体的には:
- 章タイトルや見出しをサッと拾う
- 情報が集中している漢字や太字をなんとなく目で追う
- 「この章は何を伝えたいのか?」をざっくり感じ取る
いきなり理解しようとはせず、全体の骨組みをつかむことに専念しました。
実際にやってみた感想(所要時間:約30分)
●メモ取りはリズムが狂う
やってみて思ったのは、「メモを取りながらだとテンポが崩れる」ということ。
最初は熱心に書き出していたのですが、全体像を掴むのが目的なので、ここではメモは控えめでもいいかもと思いました。
●音読は△。モゴモゴがちょうどいい
最初は音読がいいかもと思って試してみましたが、これもスピードが落ちてリズムが崩れがち。
最終的には口の中でモゴモゴつぶやく程度にしておくと、テンポよく読み進められました。
●最後に見出しをざっとメモ。落書き的な要約
読み終わった後、大項目だけ紙に書き出して、関連しそうなもの同士を丸で囲んだり、矢印でつなげたりしてみました。
いわゆる“落書き的マインドマップ”ですが、なんとなく全体像が浮かんでくるのを実感。
●迷ったら目次に戻る
読んでいる途中、自分がどこにいるのかわからなくなる瞬間が何度かありました。
その都度、目次に戻ることで軌道修正できたので、「目次は常に参照しながら読む」のがコツだと感じました。
📚1回目で得たこと
- 30分弱で完了。負担は少なめ。
- 全体の構造が見えて、今後の読み方に安心感が出た。
- 「ちゃんと読まない」つもりが、意外と理解に近づけた気がする。
- 目次はナビゲーション代わりにかなり便利。
- あえて「読まない」。文章に深入りしないように意識することが大切。
❓一気に読まなくてもいいの?
今回は目次や見出しだけを読む1回目だったので短時間で済みましたが、2回目以降はもっと時間がかかりそうな予感…。
「一気にやれ」という指示は見ていないので、私はスキマ時間を使って分けて読むのが現実的かなと思っています。
ただし、あまり時間を開けないほうがいいとは思います。なので、早め早めに読んでいくつもりです。
次回予告:第2回「斜め読み」でアウトラインを強化!
次回は、3行ずつ斜め読みして内容の流れをつかむフェーズに入ります。
ここで一気に「骨組み」から「筋肉」へと読解が進むはず。更新したらリンクを貼ります!
📝まとめ
- 「拾い読み」は構造を感じ取るための下地づくり
- メモや音読はあえて控えめにしてリズムをキープ
- 迷子になったら目次に戻るのがコツ
- 全体像がつかめると、読書へのハードルが一気に下がる
このまま「7回読み」全ステップをブログに記録していく予定です。
興味がある方、一緒に試してみませんか?
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